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SteepShot V2発売しました

ノルウェー発の浸漬式+熱湯(圧力)の抽出器具SteepShot。
前回の旧モデルの終売から約2年が経ちました。

今回、アップデートできた点は以下の通りです。

【 V2の進化 】
・外側の塗装(塗装によるグリップの向上・カラーバリエーション)
・内側のセラミックコーティング(味わい・アロマの向上)
・洗浄のしやすさの向上
・抽出口を狭めることで、吹きこぼれを軽減
・デフレクターアームを付属(使いやすさの向上・本体の安定)
・スクリュー部分の改良(安全性の向上)
・ガスケットの改良(抽出の安定性の向上)
・ラバーバンドの改良(グリップ力・使いやすさの向上)
 動画内のラバーバンドは旧モデルです
・日本国内で全て手作業による検品と組み上げ
・V1の時よりも性能は向上させ、価格の合理化を実現

【はじめに】
私にV2のグローバルディストリビューターの話が来た時に、旧モデルの思想を引き継ぎながらもより、アップデートされた抽出器具へ昇華させようと考えました。

SteepShotは本来、30秒で美味しいコーヒーが誰でも簡単に作れるという「手軽さ」を重視していましたが、私はSteepShotを使う一番のメリットは「手軽さ」よりも「味の可能性を広げることができる抽出器具」だと解釈をしました。

これはファウンダーの考えとは根本的に異なるものでしたが、ファウンダーは「あなたが思うようにやってみなさい」と、私が自由にV2を改良する許可をくださいました。

そうしてV2は約2年の試行錯誤を経て、構造・質感・使い心地のすべてを見直しました。

常に意識していたのは「いつも飲んでいるお気に入りのコーヒーからまだ知らなかった質感や甘さを引き出す体験を、1人でも多くのコーヒーラバー達に楽しんでほしい」という事。

それは「抽出を作業ではなく、体験とする」ためのアップデートでした。

【改めて、SteepShotとは何か】
SteepShotは「浸漬 × 圧力」 というシンプルな原理で抽出します。
 ・コーヒー粉とお湯を密閉容器に入れる
 ・圧力をかけながら一気に抽出
 ・雑味を抑え、質感と甘さを前に出す

ドリップでも、フレンチプレスでも、エアロプレスでもない「第4の抽出体験」と言っても良いのかもしれません。

【SteepShot V2で変わったこと(進化点)】
 ① 抽出口を細く再設計
 ・吹きこぼれによる火傷のリスクの軽減
 ・抽出時の流速が安定
 ・味のブレが減り、再現性が向上
 ・最後まで均一な味わい

結果的に抽出の安全性を高めつつ、安定した抽出を行うことができるようになりました。

 ② 内側のセラミックコーティング
 ・金属臭を抑制
 ・口当たりがより滑らかに
 ・紅茶・ほうじ茶・ハーブにも適性が拡張
ここに一番こだわりました。
特に浅煎りコーヒーでは、ピーチネクターのようなとろみと甘さが際立ちます。

③ 洗いやすさと日常使いの改善
 ・構造を整理し、スクリュー部分を改良
 ・使用後のストレスが減少
 ・毎日使っても「面倒にならない」

「器具は、続けて使われて初めて価値を持つはず」という視点を、V2では強く意識しました。

【SteepShot V2をおすすめしたい人】
 ・コーヒーを淹れることが好き:甘さ・質感を引き出しやすい
 ・既存器具にはない味の表現がしたい:新しい味の方向性が作れる
 ・バリスタ/ロースター:豆の別の表情を確認できる
 ・紅茶・ハーブティー好き:短時間で芯のある抽出が可能

【あえてお伝えしたいデメリット(正直な話)】
 ・「簡単・時短」だけを求める人には不向きです
 ・レシピの微調整を楽しめないと魅力が半減します
 ・味の違いを感じ取れない人にはオーバースペックかもしれません

そういった意味では、SteepShotは「抽出を試すことを楽しめる人向けの器具」なのかもしれません。

【よくある誤解】
よく店頭で「初心者向けですか?」と聞かれます。
個人的には、どちらかというと“中級者以上が楽しめる器具”だと考えていますが、レシピ自体は難しくありませんので、初心者の方でもハードルは高くないと思います。

【基本レシピ(コーヒー)】
・中挽きコーヒー 14g
・95℃以上の熱湯 200g

0:00~ 熱湯を入れ、リッドキャップを閉めて40秒浸漬
0:40~ 逆さにしてサーバーやカップの上に置きます
1:30~ デフレクター部分を開放しショット!
2:00~3:00 コーヒーが落ち切ったら完成です

「粉量・挽き目・フィルターの材質・抽出時間」を調整していくことで、無限に表情が変わります。

【SteepShot V2が目指していること】
SteepShotは「これが正解です」と答えを押し付ける器具ではありません。
「自分のコーヒーを、もう一段深く知る」
「お気に入りのコーヒーの違った表情と出会う」
「抽出を作業→体験へ変える」

そのための“道具”でありたいと願っています。

【最後に】
ここまで、時間をかけて構造を見直し、生産も日本で一品ずつ手作業で組み立てし箱詰めを行うほどのこだわりを持っていますが、V2は完成形ではありません。
「使う人のフィードバックによって、さらに育っていく器具」だと考えています。
皆様の「まだまだこんな使い方があるよ!」というフィードバックから、さらなる進化を続けていける伸び代があると信じています。
例えば、「SteepShotに出汁パックと熱湯を入れてシェイクしてラーメンを作ります!」とか「味噌汁を作ります!」のような自由な発想が生まれてほしいと願っています。

このSteepShotが、あなたの「抽出の世界」をほんの少しだけ広げる存在になれたら嬉しく思います。

SteepShot Japan 代表 鈴木洋介